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既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、今年2024年からYouTubeのサムネイルが3枚設定可能になります。

これが意味するところはABテストの重要度が上がるということと、それだけサムネイルの重要度が上がるということです。

YouTubeの動画を伸ばすにあたり、サムネイルのクリック率やタイトルなどの他にも視聴維持率、視聴時間が重要ですが、この中で最も重要になってくるような動きすら感じるというのが現時点での率直な意見です。

現時点で見られる兆候

先日私は自身の運営しているチャンネルの動画を投稿し、2つの動画の様子を追って見ていました。

1つはクリック率は6%台と低いけれども30分超と動画の尺が長い割に視聴維持率が20%を超えており、視聴時間も1回平均で6~8分程度で推移した動画。

もう1つは、尺が20分弱。クリック率が10%を超えていて維持率は30%程度だが全体の視聴時間は6分程度のもの。

このうち最初に挙げた動画は1週間以上経過した時点での再生回数が3000回程度に留まったのに対し、2つ目の動画は再生回数は投稿後4日程度で早くも4500回再生されているという結果になりました。

ただハッキリ言って私個人としては、内容的には最初の動画の方が面白い内容だと思っています。2番目に挙げた伸びた動画の内容は最初の動画に遠く及ばないとは言わないまでもすごく面白い動画とか役立つ動画というわけでもない。

それにも関わらず再生回数は伸び、登録いただく方も最初の動画よりも2番目の動画の方が多い。

こう見てくると、クリック率が高い動画は維持率も高くなる傾向にあり、同時に再生回数も登録者数も増えやすい。

重要度としては

サムネイルのクリック率>視聴維持率>視聴時間

こうした仮説が成り立つのではないかと考えました。

サムネイルのクリック率が上がれば、動画の再生回数、登録者数も増えるということです。

ではサムネイルのクリック率を上げるにはどうしたらいいのか?

このパートでは、前のパートを踏まえて、ではどうすればクリック率を上げることができるのか?ということについて踏み込んでみたいと思います。

まずはサムネイルのクリック率を上げる要素をサムネイルの中に含ませるということに尽きると言えるでしょう。

以下、いくつか例を出しますが複数該当するサムネイルほどクリック率は高くなることが見込まれます。

・YouTube未公開!や限定公開!など限定感の強いもの

・独自のノウハウを匂わせるものなど独自性の強いもの

・欲望を刺激する要素が入ったサムネイル(⇒ターゲットが抱いている欲を見極める)

・好奇心を刺激する要素を入れたサムネイル

・ビフォーアフターがはっきり分かるもの(⇒効果があるなどを視覚的に見せる、落差が大きいほど良い)

・視聴者の期待を超えることをサムネイルの中で匂わせておく

・コントラスト強めのサムネイル(⇒色が暗めのサムネイルは受けが比較的良くない傾向)

・例えば日の丸構図や二分割構図など、視認性のよい構図を使っている

・見ることでポジティブになれそうな文言が入っている

・文字の視認性が良い、読みやすい(⇒細すぎまたは小さすぎの文字などはNG)

・思わず視聴者が答えたくなりそうな質問が文言に入っている

・トレンドのキーワードが入っている

・画像やテキストでストーリーを語る構成になっている

・緊急感を感じさせる文言が入っている

・高解像度な画像を使用(⇒画質の粗い画像を使うとプロフェッショナル感を損なう)

・シンプルなデザイン(⇒込み入り過ぎたデザインはかえって視聴者の混乱を招きクリックされない傾向にあります)

・色の心理学を上手く使っている画像(⇒別の機会で深掘りして記事を書く予定です)

・アクションを促す文言が入っている(⇒ターゲットに沿った文言ほど◎)

・インパクトの強い表現を画像なり文言なりで使っている

・笑顔など、感情が豊かな顔画像を使っている

・ターゲットを限定した表現(⇒●●な人必見!など)

・ロゴ、或いはブランドを象徴する色使いで強いインパクトを与えている

・有名人の画像を使っている

・この動画見るメリットを分かりやすく提示している

という感じでいくつか代表的な例を挙げてみました。

もちろん上記以外でクリック率を上げる要素となるものはあると思います。

またやみくもに上記要素を組み合わせるだけ、加えるだけではかえって逆効果になる場合もあります。

重要なことは何気なくライバルを見ているだけではクリック率を上げる要素は見えてこないということです。

ライバルの伸びている動画があったとして、そのサムネイルを見た時に「なぜこのサムネイルはクリックされているのか?」など「なぜ」を突き詰めることを意識しながらライバルを観察してみて下さい。

そしてこの「なぜ」を突き詰めた先が仮に間違っていても問題はありません。

その様にして考えていくことでご自身の分野における正解の様なものがおぼろげながらも段々と見えてきます。

ぜひ「なぜ」を考えながらYouTubeの動画を見る癖、サムネイルを作る癖をつけてみて下さい。

きっと色々なことが見えてくることでしょう。

とはいえ本業が忙し過ぎてそこまで分析をしながらチャンネルを回すのも一苦労だ!という方もいらっしゃるかもしれません。

そんな時はぜひ専門家を頼ることをご検討ください。

弊事務所であればこちらのフォームより無料相談も受け付けておりますのでよろしければぜひご活用くださいませ。

今回の投稿がこちらを読んで下さっている皆様の役に立つことを願ってやみません。