久々の投稿になってしまいました。
今さらながらな感はありますが…遅ればせながら2025年、明けましておめでとうございます!
2022年終わりくらいから世の中に浸透し始めて、今や一部の仕事には欠かせなくなった感のあるチャットGPTですが、そんなチャットGPTをどうやってYouTube動画制作に有効活用していくのか?ということについて今回は解説していきたいと思います。
AIを活用する前に前提としてやっておくべきこと
AIを何に活用するのか?まず結論から言うと、サムネイルとタイトルを作成することに活用します。
YouTube動画を制作し、その動画が成果を上げることに非常に重要な要素はサムネイルのクリック率です。
まず動画が見られないことには、視聴維持率も、いいねやコメントなどのエンゲージもまったく意味を成しません。
だからこそ、サムネイルのクリック率がまず最初に来るわけですが、このクリック率を伸ばすことは自分の考えだけでやろうとすると難易度がかなり上がってしまうのです。
まずクリック率を上げるのに欠かせないのがリサーチ。
どういう企画が視聴者から好まれているのか?を調べ尽くさなければなりません。
ご自身の運営するチャンネルで、どのような企画が視聴者から好まれているのか?のリサーチについて、まずはベンチマークするチャンネルを決めてください。
ここでやってはいけないのは、やみくもにチャンネル登録者が多いからといって、大手のチャンネルをそのままベンチマークしてしまうことです。
なぜ大手のチャンネルをそのままベンチマークしてはいけないのか?これは大手のチャンネルがやっていることと同じ方向性のチャンネルであれば当然そのライバルと真正面からぶつかることになり、最初から非常に厳しい戦いを強いられることになるからです。
たとえばエンタメ系のチャンネルを立ち上げるとして、ヒカキンさんをベンチマークして同じ様な内容のコンセプトのチャンネルをやってそのまま視聴者にウケるでしょうか?
ヒカキンさんだからウケるのであって、あなたが同じことをしても所詮は二番煎じに過ぎません。
ですので、初めからチャンネル登録者が何万人も、何十万人もいるようなチャンネルをベンチマークするのではなく、5000人~1万人の間の登録者数を有していて、かつ今、登録者数の伸びが良いチャンネルをベンチマークすることをおすすめします。
こうしたチャンネルにはまだ公にはメジャーにはなってはいないものの、これから伸びていく要素がふんだんに詰まっているからです。
まずはこうした要素をリサーチしたうえでチャットGPTをはじめとしたAIツールを活用していくことが重要になります。
チャットGPTをYouTube動画制作に活かす方法
次はリサーチ結果を元にして、どうやってサムネとタイトルを作っていくか!?についてお話しします。
まずサムネに入れる文言、そしてタイトルの文言を考えてください。このサムネに入れる文言というのは特に重要です。
この文言の中でも特に重要なキーワードをサムネ全体の中でも目立たせるように、かつチャンネルのコンセプトとズレが無い、或いはズレができる限り少ない方向でデザインすることを考えます。
例えばその文字だけサイズを大きくする、或いは色をより目立つ色に変えるなどです。
そのうえでその際に出す動画に合った背景画像をサムネ文言の背後にセットする、というイメージです。
まずはここまで、ご自身なりに考えてサムネイル全体の構図を練り、簡易的で構いませんので言語化しておいてください。
そして「サムネに入れる文言はこうで、その背景はこんな画像を入れ、こういうチャンネルのこういう動画でそのサムネイルにしようと思っているけどどうか?」ということをAIに尋ねるのです。
するとAIがそのサムネ案についての助言をくれるので、その助言を取り入れつつご自身で調整していくことにより的確なサムネを作成することができる、という段取りです。
この際、ご自身なりの構図を練らず、チャンネルの特徴だけを言って、それに準じてサムネ文言やタイトル案を作ってほしいとAIに言いたくなるかもしれませんが、それは止めてください。
ご自身で案を言語化するまでやっておかないと誤った認識で動画を投稿することが起きてしまいがちになるからです。
AIの出す答えというものは、現状ですべて正しいとは限りません。
ご自身でこれは良い、悪いの基準を持っていかなければ真の実力は付かないと思ってください。
要するにアイデアを壁打ちするイメージで使ってくださいということです。
さて、これでまずはサムネが完成しました。
次がタイトルです。このタイトルも同じ様にご自身で案を考えてからチャットGPTにこの案で良いか?を聞いてください。
するとサムネの時と同じ様に改善案を提示してくれるので、その案を自分なりに活用してブラッシュアップをしながらタイトルを考え完成させます。
ここまでのお話しを聞いていただき、「なんだ、そんなことか。」と思ったかもしれません。しかし実際にこの施策をやる前と後では私の関わるチャンネルにおいてはクリック率が現状で0.5%上がったのです。
「え?たった0.5%しか上がらないなんて意味ないじゃん。」とも思うかもしれません。
しかしインプレッション(露出)が10000あったとして、クリック率が5%の場合は500再生、5.5%なら550再生となって50再生差が付きますし、これがインプレッションが例えばもっと増えたとして1000000あったとするなら、クリック率5%の場合は50000再生、5.5%であれば55000再生と5000再生も取り逃してしまうことになるのです。
YouTubeの全体の平均登録率は0.6%ほどなので単純な話、5000×0.6%=30人の登録者をみすみす動画を出すごとに逃してしまうということになります。
再生数が大きく跳ねた時ほどもったいないことをしていることになってしまいます。
実際にこうした僅かな差がだんだん大きくなっていってライバルに差を付けられる、ということは往々にしてあるものですので、実際にYouTubeコンサルタントや運用代行にお任せしているならまだしも、そうでない場合は小さい数字だからと侮らず、AIに壁打ちしてサムネイルやタイトルをより良いものに変えていくという意識を持たれることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「たかが登録者30人くらい、再生数5000回くらい、どうってことない」と考えるのであれば今回のお話はスルーしていただいても構いません。
ただしその小さな差がやがて大きな差になっていくということは覚えておいてください。
「伸ばせるなら徹底的にYouTubeを伸ばしたい!」とお考えであれば、すべてをご自身でやろうとせずにぜひ上記のような形でチャットGPTをはじめとするAIの活用を視野に入れてみると、サムネイルの文言を考える時間、タイトルの文言を考える時間が良い意味で短縮されて運用面でも効率化につながっていくことでしょう。
ここまでざっとチャットGPTを動画制作や運用にどう活用するかということについてお話してきましたが、もしAIを動画の制作や運用などに活用するこに関してお困りなのであれば、プロに相談をしてみるというのも非常に効果的な手段の一つです。
お問い合わせ欄よりご連絡いただけましたら随時ご相談を承りますのでぜひご活用ください。
どんな些細な疑問等にも懇切丁寧にご対応いたします。